出生前診断についての情報が満載！

絨毛検査について

出生前診断は、赤ちゃんがお腹の中にいる状態の時に母胎を通じてさまざまな検査を行い、遺伝的疾患などがないかどうかを調べる技術です。
検査方法の違いにより、非確定的検査と確定的検査の2種類に分けられます。
このうち非確定的検査では、赤ちゃんに染色体疾患のリスクがあるかどうかを調べます。
具体的な検査方法としては、母体血清マーカー検査や母体血胎児染色体検査などがあります。
妊婦の血液中には10％ほど退治由来のDNAが含まれているため、それを分離・抽出することで診断を行います。
一方の確定的検査は、検査時点で赤ちゃんの身体に疾患が実際にあるかどうかを調べます。
絨毛検査と羊水検査の2種類がありますが、このうち前者は妊婦の腹壁や子宮頚管などから絨毛を採取し、そこから染色体を取り出して診断を行います。
流産のリスクがあるため実施には慎重さが求められますが、検査精度が非常に高いので、出生前診断の結果を最終的に確定させるための検査であると言えます。

出生前診断のひとつ『非確定的検査』は胎児の何を調べることができるのか？

一般的に『出生前診断』とは、生まれてくる前の赤ちゃんがどのような病気や異常を持っているかを調べる検査を意味しています。
妊娠中に実施され、胎児の発育や異常の有無などを調べることができ、妊婦さんや赤ちゃんの体を守る目的で行われる検査です。
この出生前診断には、赤ちゃんが持っているかもしれない疾患をチェックする『非確定的検査』と、赤ちゃんの疾患の診断をほとんど確定させるために行う『確定的検査』の2種類があり、『非確定的検査』では、「超音波計測（エコー）による染色体疾患の可能性の評価」「クアトロテストやトリプルマーカーなどの母体血清マーカー検査」「母体血胎児染色体検査等の新型出生前診断」を行います。
この検査は、母体への負担が少なく、流産のリスクもないと言われていますが、結果が陽性の場合には『確定検査』を受ける必要があるというのが特徴です。
主に、ダウン症候群やトリソミー18をテスト対象としており、トリソミー13や神経管閉鎖不全症をチェックできるものもあります。